・・・ 遊具の見積作成についてのご紹介 ・・・

B・内訳書の詳細説明

１ 既設遊具撤去処分工事　解体処分・産廃処分など
　園庭遊具を創る時に、既設の遊具を撤去してからその場所に再び新しい遊具を設置する場合が多くあります。既設遊具を解体して産廃処分する場合の費用です。 大きな鉄製遊具やブランコなどは大きなコンクリート基礎を撤去処分する必要が ある場合は更に金額が必要です。又ＦＲＰ製の大型遊具の産廃処分費は更に費用が かかります。重機など使い効率よく施工することが大切です。

２ オリジナル木製遊具　製品代など
　遊具全体の材料代になります。オリジナル木製遊具を製作する場合は、 １・木材材料費・・使用する木材種類により大きく金額が異なります。 ２・遊びの要素・・すべり台・ネットや吊り橋・ロープ・登り棒など各遊びの種類やサイ ズごとに金額が変更します。 ３・取付け金具や金属プレート・ビスやボルト・ネジ類など組立に必要な部材。 ４・材料に塗装する場合の塗料代と塗装作業費。 ５・副次的（組立てるだけのため）に必要な材料など。をまとめた金額が製品代になり ます。内訳明細書で各部材ごとに単価を記載して見積書として提出します。

３ 基礎工事費　コンクリート工事など
　遊具の支柱などを支えるための基礎工事費です。設計するサイズにより金額が変 わります。園庭の地盤を ①掘削②砕石路盤③型枠④コンクリート打設⑤養生⑥埋め 戻し⑦整地 までの一連の施工費になります。掘削した残土処分費などが発生する場 合があります。１ヶ所当りの単価は全ての費用を合計して必要個数で割ったものなの で、柱の数などにより金額は変更します。施工地域により金額差が発生します。

４ 組立工事費　大工工事費など
　１・木材料を図面通りに加工する作業費です。専用作業場で大工さんが１日に何人 で何日かけて加工作業を行った延べ人数と ２・加工した部材を実際に現場で組立するのに必要な延べ人数を合計した金額になります。大工さんの専用工具損料や法定福利費などを含んだ、公共工事積算基準費用を参考にしています。

５ 材料運送費　４ｔトラックなど
　作業場から現場まで材料を運ぶための費用です。４ｔトラックで運ぶ事を前提に考えていますが、現場が狭く４ｔ車が入れない場合は小さなトラックで分けて運ぶ事になります。この場合は運送費が割高になる事があります。

６ 現場経費　仮設費 安全管理費 交通費 諸経費など
　現場作業を行うために必要な費用です。工事状況によって必要ない費用や他の費用が発生する場合があります。地方作業の場合は宿泊費などが掛かります。内訳明細書で各経費ごとに金額を記載して見積書として提出する場合もあります。

※ 民間の保育園 幼稚園を対象とした園庭遊具工事の見積り参考例です。内訳内容を理解しやすくするため項目は簡素にしています。